2019年08月11日

レオ・レオーニ展

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週末の打ち合わせが一つ延期になったので、東郷青児記念写美術館で開催中の「レオ・レオーニ展」へ行ってきました。
会場はスイミーやフレデリックのファンで賑わっていましたが混雑とまではいかず、しっかりと時間をかけて楽しむことができました。
作品ごとに表現手法を変えるレオーニさん。中でもコラージュはお気に入りの手法のようです。コラージュのためにとても沢山の紙を集めていたそうです。紙の魅力を如何に活かすか、収集リストがしっかりと頭の中に出来ていたのでしょうね。色鉛筆による面表現ではマリメッコの生地マイセマのような色エンピツの線画がフロッタージュに変わる、見逃してしまいそうな小さな変化がストーリ―の機微を支える、そんな繊細な感性は、あちらこちらにちりばめられていました。
【会場で配布されていた技法紹介資料】img002


一番好きな作品に「スイミー(Swimmy)」を選んでいた人が多いようですが、私も大好きです。「ひとあし ひとあし(inch by inch)」も大好きです。最後に尺取虫がいなくなるのがなぜなのか解らなかったのですが、戦わずして争いを避けることを表しているという説を知って益々好きになりました。最初の絵本作品「あおくんときいろちゃん(Little Blue and Little Yellow)」も大好き。「違う」ということと「違わない」ということを擬人化した色を用いて伝えるなんて素敵です。

chou23 at 15:30│Comments(0)art 

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