2019年04月16日

衝撃的なシーン

今年は桜景色が長くて嬉しいですね。枝に随分緑が増えた中、今朝も道行に、舞い落ちる花びらとの出会いを楽しむことが出来ました。
話は変わりまして、今朝のニュース。パリのノートルダムの尖塔が焼け落ちるシーンは衝撃的でした。
画像は30年程前のノートルダムです。正面ファサードに対面した時の気持ちは「とうとう来たぞ!バラ窓!!」。見学を終えて外に出たら日は傾いていて、急いでフライングバットレスを確かめようと廻り込むと、正面の安定感あるデザインとは異なるまさにゴシックたる姿に、中世の建築家の想いを掴み切れない自分がいました。曇り空に太陽が月の様に写り込んでいます。
修復工事中に生じた火災とのこと。何が起こったのでし ょう?あんなに炎が立ち上るだなんて・・・。
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事故は唐突にやってきます。先日、事務所で作業をしていると、「ブォン!」という音とともにこれまで経験したことのない振動が生じました。「何が起こったのだろう…?」どこかの建物に車がぶつかったその振動か?爆発か?ならばすぐには外に出ない方がよいかもしれないと考えていると、二回目の「ブォン!」、そして三回目の少し小さな「ブォン!」。臭いも漂ってきました。「火災だ!」

外に出てみると、事務所と同一階の三室先の部屋から黒煙が噴き出て、前の道路にはガラスの破片が飛び散っています。室内で何かが爆発して窓ガラスを破り、吹き飛ばされた物も散在しています。炎も窓から見えましたのでまず119へ通報し、消火器で初期消火。すぐに消防隊がやって来て地域の消防団もやってきて、野次馬も加わり、小さなワンルームの火災に人口密度高い状態が随分長く続きました。

その部屋は東南アジアの20代位の男性が二人で暮らす部屋。原因は卓上ガスコンロのボンベを外さず付けっぱなして出掛けたことにより、ガスが部屋に充満し何かの原因で爆発、予備のボンベにも引火したことに寄るのではないかとの消防署の見解。日本語で書かれた使用上の注意を読めないということもあるのかもしれませんが、怖いことです。

住人二人には連絡がつかず、夜中パトカーがずっと待機していました。ご苦労様です。いつ帰って来たのか、翌朝力の抜けた感じで語り合っていました。以来姿を見かけませんが、家財道具水浸し、これから二人はどうするのか。一時ホテルを手配することも区の方でできるようですが、こんな時は行政の力を発揮して頂きたいものです。

いつの間にか建物の住人三割が東南アジアの人となっていることも知りました。これからそういう建物はもっと増えるのでしょうか。オーナーは「ただ貸せばよい」と考えていると、大変な事態が生じることになるやもしれず、対策が求められます。

ノートルダムとは随分と規模の違うお話でしたが、事故も災害も突然やってきます。三年前には熊本地震がありました。備えあれば憂いなし!ですよね。
あ、因みに私は消火器の場所は頭にインプットしていましたよ!使ったことは無かったので、「冷静に」と自らに言い聞かせながら瞬時に使用説明(短文)を読みました。「初期消火、ご協力ありがとうございました」と消防署の人に言われ、近所の方々からも、えらい、えらい、と褒めて頂けました。てへ。

chou23 at 13:04│Comments(0)daily 

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