2016年02月22日

ともだち

mini雲はみんな横顔だ

一昨日は「奥村まことさんのお別れ会」でした。2016年2月11日、ご自宅よりたいへん穏やかに、すうっと、とびたたれたという建築家奥村まことさん。享年85歳。
人生全うした時に、多くの人が、一堂に会して偲びたいと思う、そんな人であるために必要なのは、スター性というものなのでしょうかねぇ? 特別な人のみに思うのではなく、あらゆる人に対して生前のご縁に感謝しつつ偲びたいと、潜在的には思っているのでしょうが、なかなか物理的にそれが叶わないことも多く・・・。
スター性だけで集まった人々の想いは、フワフワ方向性定まらずどう偲べばよいか?となり、結果既成の方式に則るという選択にたどり着きがち。ところが故人の人徳にそのお友達の人徳が加わると、オリジナリティある素敵な心に残る温かなセレモニーが開ける!ということを教えて頂いたのは、2013年4月2日明日館で開催されたまことさんの夫であられる奥村昭雄さんを思い出す会でした。まことさんとのお別れ会ではさらに、住まいが一堂となり得るには、庭が有り、住まいが庭に開かれていること、そしてスペースが転用できることがとても有効だということも教えて頂きました。
奥村夫妻は、間接的にしか接点のない人にも分け隔てなく沢山大切なことを教えてくださった。住まいの役割は本来こんなに大きいものなのだったということ、ともだちという言葉、改めて大切なものだと実感致しました。
まことさん、そのお友達の皆さま、お別れ会の調理場に立つという貴重な経験をさせて頂き、ありがとうございました。人のつながりが美しいと思えて、幸せでした。
トップの画像は開催挨拶文に添えられていたまことさん作の絵。
こんな絵を描いてくれる人が傍にいる子どもたちはしあわせだな〜。
まことさん、時々雲になって横顔を見せて下さいね〜。出会えて、良かった!!

chou23 at 20:14│Comments(0)TrackBack(0)people | memories

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